「飯は?」


「まだ…」


とてもじゃないけど、ご飯とか食べれる空気じゃなかった。


「風呂入っとけよ。その間に飯買ってきとくから」


「あ…ありがとう……」


いつもと変わることなく接してくれる冷。


こんなに好きなのに……。


私の想いは、報われない。


報われちゃいけない。


結果的に冷を傷つけることになるから。


「っっ」


あぁ、ダメだ。


また涙が溢れそう…っ。