完全にその音が消え去ったとき、私の涙腺は限界を越えた。


滝のように涙が流れてくる。


「っうぅっぁっ」


苦しい…。


苦しくて苦しくてたまらない……。


もし、私が死んでしまったら…悠里はどうなるの……?


嫌だ……っ


死にたくない……っ


死にたくないよぉ…っっ!


だれか、私を助けて……。


私が死んでしまったら……。


悠里は…悠里は……。


その姿を想像するだけで、息ができなくなりそう。