「ま、待ってくれ!!彩さん」

社長が大きな声をあげて呼び止めてきた。

でも私は、振り返ることが出来なかった。

すると社長は、さらに大きな声で

「彩子。好きだ!!」

えっ……?

社長は、私に告白をしてきた。

私は、驚いて立ち止まり
振り返った。

すると社長は、息を切らしながら
私のところまで来た。

今、好きって……?

「ごめん。驚かせて。
俺は、あの人と結婚する気なんてない。
俺は、君……彩さんのことが好きだ!」

社長は、もう一度
私に告白をしてくれた。