「何か…余計なことしちゃいましたね。ごめんなさい…」

先生が買って来てくれたココアを車の中で飲んだ。

「え、だから宮田…謝る必要ないって」

「け…ケンカ…止めるつもりだったんですけど、何か迷惑行為だったなあって。だから、謝るのは当然です…」

「でも、俺は嬉しかったよ!!」

ぎゅう~と抱き締められ、あたしは心臓が止まりそうだと思った。