「ご…ごめんなさい‥」
あたしは小さな声で謝った。

だが、気づいてもいないみたいだ。

「もうしらない!!あたし…警察に言うから!!」
「はッ??ちょ、お前なにしてんだよ、いい加減にしろよっ!!」

警察…??

どうしよう…

先生がクビになっちゃう…


「ごめんなさい!!!!!」

あたしは立ち上がり、精一杯声を張り上げた。

「…」

沈黙になって、また不安になる。

「おい、宮田何謝って…」

「もういい、あたしがバカだったよ…警察にも言わないから…じゃあね」


あたし…バカだ…

バカ…