「み…た…」

「ん…」

先生の声が かすかに聞こえる。
「宮田…っ!」
「へっ…?!」

目を開けると、先生の顔があった。
びっくりして、先生の顔を押さえてしまう。

「やぁっ…」
「ごめんって。それより外、見てみ?」

「ん…」
あたしは、眠い目を擦り車から降りた。

「うわあ~…っ!」
感動した。外の景色に。
町中が夜のライトに照らされ、きれいに輝いていた。