男らしい腕に甘く包まれこの上ない至福の時に酔いしれていると、海斗さんがカウントダウンを開始。


「……3……2……1……HAPPY BIRTHDAY! 美愛。28歳おめでとう」


少しシャープな瞳を煌めく星空のように輝かせながら僅かに頬を傾け、優しくとろけそうに甘いキスを贈ってくれた。


「……ありがとう。まさか誕生日を一緒に過ごせるなんて、ニューヨークから私の為に来てくれたなんて、今こうして海斗さんの腕の中にいられるなんて……もう奇跡! 最高の誕生日プレゼントだけど、我儘言ってごめんなさい」