「ラブマリに転職した一年後、まだ迷いと葛藤だらけだったけど、美愛との再会を機に少しずつこの業界に興味を持ち始めたんだ。帰国する度に美愛の仕事ぶりを必ず見に行ってた。帰国が決まるといつも元気かな?そう思ってたよ。そして会う度に仕事への真摯な姿勢に何度も心打たれ、帰国の度に美愛に会えるのが一番の楽しみになってた。……また好きになってた。でも動く気なんてなかったんだ。彼がいるのもプロポーズ待ちも知ってたし、美愛が幸せならそれでいいと思ってた。……逃げてただけかもしれない。でも半年前、彼とのリアルを目の当たりにして、俺の中に凄まじい怒りと共に奥底にねじ込めてた強い欲望が炙り出されたんだ。……美愛ちゃんが、欲しい!