もう最悪……何であのタイミングで……。

断ったのも見てたでしょ?

それにしてもこんな先輩初めて。

まるで拗ねてる子供みたい。

いつも冷静な先輩が、こんな感情的になるなんて信じられない。

これ……もしかして嫉妬?

嫉妬で我を忘れるくらい、私のこと好きって自惚れてもいい?


そう思った途端、先輩に私の気持ち全部伝えたくて堪らなくなる。

好きって気持ちが、私の全身を駆け巡り爆発しそうになる。

でもまたチラ見してきた先輩と目が合った瞬間、全身燃え盛るような凄まじい怒りと嫉妬の炎に感化されたのか、つい別の言葉を口走ってしまう。