ー放課後ー

拓未「未桜、どうだった?」

未桜「ダメだった。部活のことしか考えられないんだって。」

拓未「そっか。」

未桜「やっぱり私、男運ないのかもしれないなぁ。」

拓未「未桜。すぐ近くにいいやつがいるかもしれないぜ。」

未桜「うん。朝から気になっている人がいるんだよね。」

拓未「やっぱりな。早く栗田の元に行ってやれよ。」

未桜「うん。ありがとう。」

拓未「たくっ。(笑)」

ー次の日ー

未桜「拓未くん。昨日はありがとう。」

栗田「ありがとうな。」

拓未「良いってことさ。まぁ、こうなることは分かってたけど。」

未桜「えっ?」

拓未「三度目の正直って言うだろ?」

未桜「ふふっ、’’四度目’’かな。」

拓未「えっ?」

その時未桜はオレの頭をポンポンした。

未桜「ありがとう。今までずっと。」

拓未「おう。」

キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴り教室へ入ろうとした。

奈子「未桜ちゃん良かったね。」

拓未「ああ。」

奈子「先生が来る前に聞きたいんだけど、私のことどう思ってる?」

どうせわかってるくせに。言って欲しいんだなぁ。きっと、

拓未「好きだけど。’’奈子のこと’’」

オレの’’退屈な日常’’

いや、幸福で楽しい日常が始まった。