未桜「おはよう拓未くん。」

拓未「おはよう。」

オレは未桜の頭をポンポンしたあと挨拶をした。

それがオレの’’日課’’だ。

拓未「ふぁ~。」

京介「大きなあくびだな。なんか拓未のあくびは少女漫画のヒロインみたいなかわいいあくびの仕方だよな。」

拓未「ほっとけ。昔からこうなるんだよ。」

栗田「拓未おはよう。」

拓未「栗田おはよう。」

京介「おっすー。」

栗田「拓未、八吹と付き合ったんだって?いいなぁ。」

京介「幼なじみなんだろう?」

拓未「まぁ、今は大切な’’宝物’’かな。」

京介「カッコつけ。」

拓未「たのむから、ほっとけいてくれ。」

京介「(笑)」

男子A「おい、あれC組の朝永じゃね?」

クラスメートが窓の外を指差しそう呟いた。

ちなみにオレは2ーB組だ。

オレたちも窓まで行き窓の外を見下ろす。

京介「あれうちの先輩だ。」

拓未「バスケ部の?」

京介「うん。加納翔太先輩。うちの部のキャプテンなんだ。」

拓未「ふう~ん。」

奈子「おはよー。」

みんな「奈子ちゃん。おはよう。」

みんな「おはよう。」

栗田「おっす!」

京介「おはよー。」

奈子「みんなありがとう。あっ。拓未おはよう。」

拓未「おはよう。」

オレは奈子の頭をくしゃくしゃさせながら言った。

真美「奈子ちゃん速いですよー。」

由季「どんだけ彼氏に会いたかったんだか。(笑)」

京介「朝からおあついなぁ~。(笑)」

奈子「由季~。」

拓未「京介~。」

由季「まぁ、まっ」

真美「あ~、となりのクラスのみおちゃんです。」

奈子「本当だ。」

由季「あの人はバスケ部のキャプテンだね。」

奈子「付き合ってるのかな?」

拓未「さーな。」

キーンコーンカーンコーン

先生「チャイム鳴ったぞー。席つけー。」

みんな「はーい。」

チャイムが鳴って急いで外の2人も教室に向かったようだ。

オレは校舎に入るところまで見届けてから席に座った。

さて、今日も1日オレの退屈な日常が始まる。

キーンコーンカーンコーン

先生「はい。今日の授業はここまで。」

男子A「規律。礼。」

先生「みんなさようなら。気をつけて帰れよ。」

女子「はーい。」

京介「やっと終わった。拓未帰ろうぜ。」

拓未「わりぃー。今日は用事があってさ。」

栗田「用事ってなんだよ。まさか部活始めたとかいわないよな?(笑)」

拓未「ヒミツだよ。じゃー、また明日な。」

京介「またな。」

栗田「おう。またな。」

真美「用事って何でしょうね?」

由季「浮気だったりして。(笑)」

奈子「そんなわけないよ。」

由季「本当に?(笑)」

奈子「た、多分。」

どうしたんだろう?今日一緒に帰る約束したのに。

もしかして、本当に・・・・