「好きです!付き合ってください!」

すべてはこの言葉から始まった。

私の恋はここから始まった。

私は八吹奈子この高ノ宮高校に通う普通の女の子だ。

拓未「ふぁ~。眠いなぁ。」

あくびをして私の横を歩いているのが私の幼なじみ’’山元拓未’’。

奈子「また遅くまでゲームしてたんでしょ?体に悪いよ。」

拓未「違うっつうの(笑) 最近流行ってる小説を読んでたんだよ。」

奈子「へぇー。珍しい(笑) 拓未って小説読むんだ?」

拓未「バカにすんなって(笑)オレだって読むんだよ。」

奈子「そうなんだ。以外」

私は軽い微笑をした。

少し大きな交差点。

私たちは17年間この道を通り続けた。

今となっては見飽きた景色になっていた。

奈子「この交差点いつも混雑してるよね?」

拓未「ああ。」

??「いっ、イテテテテェェェェ。」

奈子「あれ?拓未どこ行ったの?」

いつの間にか拓未がいなくなっていたので辺りを見渡すと横断歩道を渡ったたころに知らないおじさんのタバコを持つ腕を掴みあげていた。

おっさん「何すんだ?(怒)」

拓未「何すんだじゃないでしょ。あんたのタバコがこの子供の顔にあたりそうだったんだよ。」

掴みあげた腕をさらにひねる。

おっさん「い~テテテテテテテエェェ。ふざけんな!!あたってなかっだろうが!!あたってからものを言えこのガキ!!(怒)」

拓未「ふざけんなよ。あたってからじゃ遅いんだよ!!(怒) 万が一この子の目にでも入ったらあんた責任とれんのか?顔に一生消えないあとが残ったら面倒見てやれんのか?なあ?(怒)」

おっさん「なんだと?(怒)ガキが生意気言いやがって稼げるようになってから物言えや!!」

その時おじさんの掴んでいたタバコを取り上げておじさんの顔に押し付けた。

おっさん「あっちいいい!てめぇ!!」

拓未「ごめん!!あたると思わなかった!!(怒)」

彼はわざと嫌みったらしく言っていた。

その後幼い子の目線に合わせて

拓未「大丈夫だったか?怪我してないか?(笑)」

5才児「うん。大丈夫だよ。お兄ちゃんはどうしてあのおじちゃんをイジメたの?」

拓未「いじめたんじゃないよ。君をいじめようとしたからこらしめたんだよ。」

5才児「ありがとうお兄ちゃん。」

母「本当にありがとうございました。」

拓未「いえいえ。」

母「さぁ、行こう?ともくん。」

5才児「うん。わかったよ。お母さん。バイバイお兄ちゃん。」

拓未「気をつけるんだぞ。」

奈子「もう、何してるの?」

拓未「こなおっさんのタバコがあの子の顔にあたりそうだったから、阻止したんだよ。」

奈子「だからってやりすぎだよ。大丈夫ですか?」

拓未「奈子いくぞ。そんなやつほっとけ。」

奈子「ちょっ、拓未‼ すいませんでした。」

私の幼なじみは、昔から悪が許せないたちなのだ。

私は歩きタバコのおじさんに謝罪をしてから拓未のあとを追った。

奈子「もう、やりすぎだよ。」

拓未「歩きタバコだけならいざ知らず歩きスマホまでしてるあのおっさんの自業自得だよ。」

キーンコーンカーンコーン

ー学校の玄関ー

真美「奈子おはよー。」

奈子「おはよう。真美。」

この娘は、佐原真美ちゃん。

一言で言うと天然系女子。

この天然さがかわいいのです。

真美「またきょーも拓未くんと一緒なんだね。付き合っちゃえばいーのに(笑)」

奈子「もうー、そんなんじゃないってば。」

本当は、