チーンチーンチーン


個性的な私の目覚まし時計が鳴る


チーンチーンチーン



「うるさいなぁ…」




チーンチーンチーン




「うるせぇぇぇ!」








「日向、起きなさいよ。青子泣いてるわよ」



「いや、青子は目覚まし時計としての役目を果たしてるところなんだ。邪魔しないでくれ。」



「何バカなこと言ってんのよ。大切な話があるの。早く来て。」





いつもは馬鹿な母が真剣な顔をして言う





私…学校サボってないよね

何したっけ…




「はーやーくー!」


分からん。全く分からん。


「はやくしろー!」


あの鬼を怒らすと桃太郎すら手を付けれなくなる…はやく行こう


「いまいくー!」