少女はいつの間にか寝てしまっていた。
目を覚ましたのはまだ明るくなる前だった。空には相変わらず光り輝く星たちがいた。

また泣きはじめる少女。
なく必要なのどこにもないのに。
絶え間なく泣く。
変わることもできないのに。

泣いていた少女の目にうつったもの。
それは長い、長い長い光。
少女は目を見開いた。
空にたくさんの星が流れてきたからだ。
少女は目を瞑り願っていた。
何を願ったのかはわからない。
だけれど願っていた。
神に縋るように、強い思いを込めて。

そして少女はまた眠りについてしまった。