涼は私を抱きしめたまま、携帯を取り出して電話をかける。


「ごめんね、又今度にしてもらって良い?」

「は?!?!ありえないから!!」

電話口で女性の怒鳴り声が聞こえる。


私は、涼の携帯を取りあげ
「涼は私と付き合ってるの。だから、手出さないでね。じゃ」


そう言って電話を切った。
携帯電話を涼に押し付ける。

「梓さんには参ったな。。。」

そう言ってまた私を抱きしめる。



「…涼…好き」


涼はびっくりした様に私を見る。

私は涙を堪えて、涼を見上げる。


「……梓さん…俺やっぱ梓さんじゃないとダメかも。。」


そう言って私にキスをした。


涼…可愛い。。。

愛してるよ