通学路の外れに、小さな遊歩道を見つけた。 遊歩道沿いには、満開の桜の木が植えられていて、遊歩道はピンク色の絨毯が敷かれたみたいに、一面が桜の花びらだった。 人が全く通らないため、とても静か。 …夜は通るの怖いから、朝だけにしよう。 その場を離れようとすると、 「ニャーン」 足元に、真っ白なネコがじゃれてきた。