「なぁ、帰りに新しく出来たカフェ行かね?ひな、カフェ探し大好きだもんな!たまには気分転換っ!」
カフェが好きなスイーツ男子 トミー。
「俺は模試が終わったら、即帰る。ランキングボーナスもらわないと」
ゲームのことしか頭にない すぐくん。
「ほら、そういう話は模試が終わってからにしなさい。……俺もカフェ行く。」
やっぱりおバカな生徒会長 まーくん。
「ちょっっっとーーー!なんで、模試の前なのに、こう、緊張感がないのっ!ねぇ!!!」
むきー!っと怒りを露わにするわたし。
「いやー、最後の模試じゃん?これ終わったら、俺ら解放されるからさー、頑張れるよね!」
……トミー……“俺ら”って。
「わたし“以外”ね!!!!!」
そう、わたし以外の3人は、推薦で難関大学に入学が決まっている。
わたしの志望校は、校内推薦枠はなく、一般推薦は彼が通っている高校が全て占めていたため、出願が通るわけもなく…。