「こらこら、由恵。」

おばさんを止めるマスター。


実は、カフェでのアルバイトはしてみたいと思っていた。

「わ、わたしで良ければ、ここで働かせてくださいっ!」

アルバイトはいい社会経験だ。
それに、ここのお店の雰囲気が落ち着いていて好きだし、何よりマスターとおばさんがとても仲が良いから、一緒に働きたい!

「いいのかね?急なのに。」
「あらまぁ!嬉しいわ!いつから来られるかしら!」



マスターに淹れてもらいながら、わたしのアルバイト採用が決まった。