眠い目を擦りながら、朝勉強をする。

わたしは県内No.2の成績の高校に通っている。頭が良かった君は、もちろん県内No.1の高校に進学した。

もし、わたしが君が通っている、県内No.1の高校に合格していたら、今頃どうなっていたんだろ。
もし、中学生の時、1回でもクラスが同じだったら、どうなっていたんだろ。

……過去のことを嘆いてもしょうがない。


部屋の寒さに耐えきれず、ブルブルっと身震いをする。

もう12月かぁ。
センター試験まで、あと1ヵ月。

その前に、受験前最後の今日の模試を頑張ろう。