「ごめんごめん、また仲良くなったら連絡先聞くから!」
「そうだな!急にごめんね!」

そう言って、男の子たちは笑いながら去っていった。

「華奈子ちゃーーん!ありが……」

「わたしには連絡先教えてくれるよね!?ね!?」

わたしの言葉を遮って、華奈子ちゃんが食い気味で言ってくる。

「もちろんだよ!華奈子ちゃんはお友達だもん!」

ニコッと微笑んで、わたしの連絡先のQRコードを画面に表示した。

「わぁぁぁ!ありがとう!ひなちゃん!!」

そして、お互いに連絡先を交換した。
初めて 女の子のお友達の連絡先。

胸がいっぱいになった。