「ひなちゃんのこと、守りたかったー。毎日のように、会いたいなー。何してるのかなーって。ひなちゃんに、どんだけ惚れてるんだかね!」
「そ、その……中学生の頃のわたしのこと、どこまで聞いたの……?」
怖い。怖い。。。
「友達からは『可愛すぎて、他の男に触れさせたくない、守ってあげたい子』って聞いてるよ!」
ホッとした。
わたしの過去の深いところの話は聞いてないみたい。
「ねぇ、そのお友達って……「はい静かにー」」
タイミング悪く、教員が教室に入ってきた。
「はい、新入生のみなさん_____」
オリエンテーションが始まった。