「やっぱり〜!可愛いからすぐ分かっちゃった!や、可愛いの顔だけじゃない!全体!さっすが、アイツがずっと好……」

1人で話してたかと思えば、ハッとした表情に変わり、口元を抑えていた高坂さん。

「??」

首を傾げるわたし。

「アイツ……す?……お酢……?」


そんなわたしの言葉を聞いて、高坂さんは

「え、あ、あー!そうなの!わたしの友達がね、ひなちゃんの好きなものがお酢料理って聞いてたみたいで!それって、本当なの?」

なぜか慌てている高坂さん。

……お酢料理……?


「お酢料理……?酢豚とか、ピクルスとかのことかな?嫌いじゃないよ……?」

「あっ!そっそうなんだーあははあははさすがわたしの友達〜」

「??」