「はい、それでは 今から 合格者の番号を掲載します」
係の人の声が会場に響いた。
一瞬にして、わたしの涙が引っ込む。
それと同時に手がガタガタと震え出す。
「ひなの番号はー、ああそっか“失敗”だっけ?」
「まーくん、それ言わないでぇぇぇぇぇ」
そう、わたしの番号は“481”。語呂で“失敗”
「でも、ちっちゃい“つ”がないから、失敗って読めなくね?」
「い、い、い、今 そんなこと言ってられないからぁぁぁぁぁ…」
番号が1桁から続々と掲載され、100番台、200番台、300番台と出てくる。
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