俊稀の温もりを感じて、落ち着いた後、俊稀はあたしの髪をわしゃわしゃとタオルで拭いてくれた。
さっき、冬汰にしてもらったことと同じ…
そして、俊稀はTシャツとズボンは学校のジャージのハーフパンツを取り出した。
『…服、濡れたままだと風邪ひくから、俺の服貸すから着替えてこい。
今日、着てないジャージだからさ』
「ありがと…」
借りた服を持って洗面所に行って、鏡を見ると目が少し腫れていた…
って、俊稀の拭き方雑すぎ。
スカートのポケットからクシを取り出して、髪を整える…
ふと、冬汰が頭を優しく撫でてくれたことを思い出して胸が苦しくなった。
ダメダメ。
早く着替えなきゃ…