恋愛(ピュア)
@さぼてん/著

- 作品番号
- 1457323
- 最終更新
- 2017/09/12
- 総文字数
- 1,234
- ページ数
- 2ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 6
- いいね数
- 0
『君って奇跡を信じる?』
身体少しずつが桜の花びらとなり、やがて動くこともままならなくなる。最後の瞬間には脳や心臓、その全てが花びらへと変わりまるで魔法かのように美しい花吹雪をみせる。漸く花吹雪で終わった頃にはその患者に関する記憶が曖昧になり、ただそういう人間がいたのだということだけを覚えているのだという。
その病の名を【全身桜化変貌症】またの名を【サクラ症】という。これは、不治の奇病として知られていた。
これの患者は、重症化するまでは特に身体に制限も無く、日常生活のなんらかの行動で進行が加速するものでも無いため、普通の生活が可能だと認められる間は、病室に入ることも無く、尚且つ自身がそれだと言うことも隠し、暮らしているため他人は殆どそれの存在以外の情報は知りえぬのであった。
そんな病に侵された【僕】は言う
『奇跡とやらがあるなら僕を救ってくれ』
【僕】を強く想った友人達は言う
『【僕】は救えないのか!?』
決して叶わない未来とその先に希望を抱き続けた少年達の物語。
身体少しずつが桜の花びらとなり、やがて動くこともままならなくなる。最後の瞬間には脳や心臓、その全てが花びらへと変わりまるで魔法かのように美しい花吹雪をみせる。漸く花吹雪で終わった頃にはその患者に関する記憶が曖昧になり、ただそういう人間がいたのだということだけを覚えているのだという。
その病の名を【全身桜化変貌症】またの名を【サクラ症】という。これは、不治の奇病として知られていた。
これの患者は、重症化するまでは特に身体に制限も無く、日常生活のなんらかの行動で進行が加速するものでも無いため、普通の生活が可能だと認められる間は、病室に入ることも無く、尚且つ自身がそれだと言うことも隠し、暮らしているため他人は殆どそれの存在以外の情報は知りえぬのであった。
そんな病に侵された【僕】は言う
『奇跡とやらがあるなら僕を救ってくれ』
【僕】を強く想った友人達は言う
『【僕】は救えないのか!?』
決して叶わない未来とその先に希望を抱き続けた少年達の物語。