「くそ。可愛過ぎ。ゆっこの、あほ」
「なんでよー?」
ぷくっとむくれて見せれば、その頬をつんと突かれる。
ていうか、そろそろ離してもらわないと、鼻血出そう…。
「ぷ。ゆっこ、顔真っ赤。恥ずかしいの?」
「笑うな、ばか理貴」
「なんでだよ。可愛いもんに可愛いって言って何が悪い!」
「理貴…キャラが変わってる」
「ほら、お前も知らないこと多いじゃん」
そう言って、名残惜しそうに離れていく温度。
私は反射的に理貴のシャツを掴んでしまった。
それに対して、理貴はにやりと笑った。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…