げっ……。


それは、私が今最も近づきなくない人だった。


そこに用があるからどいてほしいんだけど…。
仕方ない。一応知り合いだし、声かけるか。


私はその集団に近づいて行くと、こっちに背を向けていた1人に声をかけた。


「岩崎(いわさき)先輩、こんばんわ」