「なぁ、勇人!その子誰だよ?」

「めっちゃ綺麗な子じゃん!」

「勇人の知り合いなの?」


興奮気味に聞いてくる周りに、先輩はうぅーんと考える素振りを見せる。


そして────、


「友達の友達の、友達…?」


゙カチッ゙


私の中で、何かのスイッチが入る音がした。