勇人side❥❥❥


「やべ、思ったより時間くっちまった…」


悠久を愛生ちゃんの所に送り出した後、俺はすっかり暇になったクラスを出て、トイレに行っていた。


トイレは予想以上に混んでいて、すぐに戻れるだろうという俺の考えをあっさりと裏切ってくれた。


「ま、今戻っても客は誰もいないだろうな」


俺達のクラスのコスプレ写真館は、最初こそ人手が足りなかったものの、今では数人で仕事を回せていた。