翔との出会いは中学校の入学式。
朝、学校へ向かうと下足場に
クラス表が貼られていた。
クラス表を確認した私は教室へ向かう。
廊下に行くと1-3 1-2 1-1
という順に教室があった。
私のクラスは1-1。
少し緊張しながら3組の前を通る。
次は2組だ。
なんとなく2組を見てみると
一人ポツンとベランダに立っている男の子が居た。
私はその子の事を少し気にしつつ
自分のクラスへ入る。
自分の席に着いてからも
ベランダの男の子が気になっていた。
"外は寒いのにどうして
ベランダに居たんだろう。
小学校一緒の子かな。
名前はなんて言うんだろう。"
なんて考えていたら
チャイムが鳴った。
これから入学式だ。
寒さに耐えながらも入学式は終わった。
入学式では新入生の名前が呼ばれる。
そこで彼の名前を知った。
彼の名前は " 翔 "
小学校では聞き覚えのない名前だった。
私は翔くんがどんな子なのか気になり
話しかけることにした。
昼休みベランダに出てみると
翔くんが居た。
私はすぐに話しかけた。
…
私「初めまして!1組の春華です!いきなり話しかけてごめんね!」
翔「あ、どうも。翔です」
私「突然だけど、今日の朝ベランダで何してたの?」
翔「…ベランダ…あぁ。空見てた」
私「そっかぁ…朝の空って綺麗だよね!」
翔「え…本当に言ってる?」
私「当たり前じゃん!だって本当に綺麗だし」
翔「ちょっと嬉しいかも。分かってくれる人居なかったから。」
私「なーんでみんな分からないんだろうね!」
翔くんが返事をしようとしたその時
昼休みが終わるチャイムが鳴った。
午後の授業も終わり
家へ帰る。
次の日私はいつも通り学校へ向かう。
その日も私は翔くんと空の話をした。
そんな日が続きクラスで
春華と翔が付き合っている。
と言う噂が立つくらい
私達はとても仲が良くなっていた。
それと同時に私は翔くんが好きになっていた。
ある日
部活動体験入部と言う期間があった。
私は友人に誘われバレー部に見学へ行った。
とても楽しくて優しい先輩も沢山居て
私達はバレー部に入部することにした。
翌日の放課後
私が部活へ向かうと(後にゴタゴタする)
祐奈先輩と友人が恋バナをしている所だった。
友人「春華も恋バナしよ!」
そう言われ
渋々恋バナへ参加。
友人は既に色々と話していたらしく
質問は全て私にきていた。
私はその場の流れで翔くんが好きだと言ってしまっていた。
祐奈先輩は翔くんと小学校が一緒だったらしく色々話していくうちに
祐奈先輩と仲良くなり先輩は
私の恋を応援してくれると言ってくれた。
それから1ヶ月後
私と翔くんは付き合うことになった。
その事を祐奈先輩に報告すると
喜んでくれた。
というのもつかの間
3週間くらいたったある日
祐奈先輩は翔くんと
とても親しげに話していた。
私は少し気にかかっていたが気のせいだと思っていた。
その日の夜
祐奈先輩から1通のメールが届いた。
「いきなりだけど。翔と別れてくれん?
翔を幸せに出来るのは祐奈しか居ないから。」
私は先輩が何を言っているのか理解できなかった。
私は動揺のあまり
「それは翔くんに言ってください」
と送ってしまった。
すると次は翔くんから電話がきた。
内容は案の定
「別れてほしい」だった。
翔くんから言われると思っていなかった私は泣きながらも"分かった"と言い電話を切った。
それから私は翔くんと話すことは無かった。
その日を境に私は
部活にも学校にも行かなくなった。
そんなある日
翔くんから1通のメールが来た。
「祐奈と別れた。
あの時なんで春華を振ってしまったか、
今でも分からないし。後悔してる。
出来ることならまた学校で話したい。」
そんな内容だった。
私は返事を返すか迷いながらも
「そうなんだ。
私も話したい。とは思ってた。」
そう返した。
すると
「じゃあ明日放課後に少しでも話そう。」
と返ってきた。
私は返事をすることなくその日は終わった。
翌日起きると雨が降っていた
それでも私は学校へ向かう。
教室には行く勇気がなく
その日はずっと保健室に居た。
放課後
先生に頼んで翔くんを保健室に呼んでもらった。
私はどんな顔で翔くんを見たら良いのか分からず
ずっと下を向いていた。
すると翔くんが
「今日の空すごく暗い。」
そう言った。
私は恐る恐る空を見てみた。
それと同時に翔くんが
「春華の今の心の中もこんな色なんだよね」
と悲しそうに言ってきた。
突然そんな事を言われた私は
堪えていた涙が溢れて止まらなかった。
悔しくて悲しくて…。
気持ちが落ち着いた頃に私は翔くんに
思っていることを全部吐き出した。
お互いに色々誤解していた部分もあった。
それから色々話して
私達はまた" 友達 "という関係に戻った。
そんなある日
祐奈先輩から1通のメールが届いていた。
「春華~。今、翔と付き合ってるんやろ?
春華が翔を幸せにしてあげて~笑」
と言う内容だった。
でも私達は付き合っていない。
だから
「付き合ってないです」
と返したが返事は無かった。
そして3ヶ月経ったある日
私はまた翔くんと付き合うことになった。
気持ちのズレもあったが別れることはなかった。
3年生になると受験があり
寝不足が続き栄養失調で倒れ
私は入院することになった。
なかなか退院できず気持ちが沈んでいた時
何の連絡もなしに翔くんがお見舞いにきた。
それから毎日顔を出してくれるようになり
私が落ち込んでいるときは支えてくれ
受験生だからそれなりに勉強も教えてくれた。
受験日の二日前に私は退院した。
遂に受験日。
全回復はできていなかったが
私は試験会場に向かった。
するとそこには翔くんがいた。
同じ高校を希望していたようだ。
無事試験も終わった。
そして合格発表の日。
私はドキドキしながらまた会場へ向かう。
番号を探しても見つからず
落ち込んでいた時
誰かが大きな声で
「あ!あった!!!」
と言った。
その声に私は聞き覚えがあった。
横を向くと翔くんが立っていた。
指をさしている方を見ると
そこには私の受験番号が書かれていた。
私達は無事合格していた。
それから三年間
翔くんと一緒に高校生活をそれなりに楽しんだ。
そして卒業式。
私達は高校を卒業した。
先生やクラスメイトと写真を撮り
帰ろうとしていた時。
翔くんが何かを持って歩いてきていた。
私の前に翔くんが来て
花束をもって私に
「今まで色々あったけどいつの間にか
春華の存在が俺の1番の支えになっていた。
これからも色々怒らせるし悲しませるかもしれないけど、俺と結婚して欲しい。」
とプロポーズをしてきた。
私はもちろん
「こちらこそよろしくお願いします」
と返事をした。
結婚してからも色々投げ出したくなる時もあったけど
今では子供も生まれ
良いパパ。良い夫として
家族を支えてくれています。
お仕事が休みの日には
家族みんなで空の写真を撮りに
お散歩に行っています(^_^)
…
ここまで読んでいただき
ありがとうございます!!
初めてこういうお話を書いたので
言葉の使い方とか変なところはあると思いますが
暖かい目で見守ってください…
結構長くなっちゃったなぁなんて思い
書いている私が途中でイライラしちゃって
大変でした(-ω-;)
正直、将来自分の子供が
私と同じ恋をしないか心配です:(´◦ω◦`):
けど子供の人生は子供が作る!
親が口出しすべき事ではないですね!
では次のお話でまたお会いしましょう。
朝、学校へ向かうと下足場に
クラス表が貼られていた。
クラス表を確認した私は教室へ向かう。
廊下に行くと1-3 1-2 1-1
という順に教室があった。
私のクラスは1-1。
少し緊張しながら3組の前を通る。
次は2組だ。
なんとなく2組を見てみると
一人ポツンとベランダに立っている男の子が居た。
私はその子の事を少し気にしつつ
自分のクラスへ入る。
自分の席に着いてからも
ベランダの男の子が気になっていた。
"外は寒いのにどうして
ベランダに居たんだろう。
小学校一緒の子かな。
名前はなんて言うんだろう。"
なんて考えていたら
チャイムが鳴った。
これから入学式だ。
寒さに耐えながらも入学式は終わった。
入学式では新入生の名前が呼ばれる。
そこで彼の名前を知った。
彼の名前は " 翔 "
小学校では聞き覚えのない名前だった。
私は翔くんがどんな子なのか気になり
話しかけることにした。
昼休みベランダに出てみると
翔くんが居た。
私はすぐに話しかけた。
…
私「初めまして!1組の春華です!いきなり話しかけてごめんね!」
翔「あ、どうも。翔です」
私「突然だけど、今日の朝ベランダで何してたの?」
翔「…ベランダ…あぁ。空見てた」
私「そっかぁ…朝の空って綺麗だよね!」
翔「え…本当に言ってる?」
私「当たり前じゃん!だって本当に綺麗だし」
翔「ちょっと嬉しいかも。分かってくれる人居なかったから。」
私「なーんでみんな分からないんだろうね!」
翔くんが返事をしようとしたその時
昼休みが終わるチャイムが鳴った。
午後の授業も終わり
家へ帰る。
次の日私はいつも通り学校へ向かう。
その日も私は翔くんと空の話をした。
そんな日が続きクラスで
春華と翔が付き合っている。
と言う噂が立つくらい
私達はとても仲が良くなっていた。
それと同時に私は翔くんが好きになっていた。
ある日
部活動体験入部と言う期間があった。
私は友人に誘われバレー部に見学へ行った。
とても楽しくて優しい先輩も沢山居て
私達はバレー部に入部することにした。
翌日の放課後
私が部活へ向かうと(後にゴタゴタする)
祐奈先輩と友人が恋バナをしている所だった。
友人「春華も恋バナしよ!」
そう言われ
渋々恋バナへ参加。
友人は既に色々と話していたらしく
質問は全て私にきていた。
私はその場の流れで翔くんが好きだと言ってしまっていた。
祐奈先輩は翔くんと小学校が一緒だったらしく色々話していくうちに
祐奈先輩と仲良くなり先輩は
私の恋を応援してくれると言ってくれた。
それから1ヶ月後
私と翔くんは付き合うことになった。
その事を祐奈先輩に報告すると
喜んでくれた。
というのもつかの間
3週間くらいたったある日
祐奈先輩は翔くんと
とても親しげに話していた。
私は少し気にかかっていたが気のせいだと思っていた。
その日の夜
祐奈先輩から1通のメールが届いた。
「いきなりだけど。翔と別れてくれん?
翔を幸せに出来るのは祐奈しか居ないから。」
私は先輩が何を言っているのか理解できなかった。
私は動揺のあまり
「それは翔くんに言ってください」
と送ってしまった。
すると次は翔くんから電話がきた。
内容は案の定
「別れてほしい」だった。
翔くんから言われると思っていなかった私は泣きながらも"分かった"と言い電話を切った。
それから私は翔くんと話すことは無かった。
その日を境に私は
部活にも学校にも行かなくなった。
そんなある日
翔くんから1通のメールが来た。
「祐奈と別れた。
あの時なんで春華を振ってしまったか、
今でも分からないし。後悔してる。
出来ることならまた学校で話したい。」
そんな内容だった。
私は返事を返すか迷いながらも
「そうなんだ。
私も話したい。とは思ってた。」
そう返した。
すると
「じゃあ明日放課後に少しでも話そう。」
と返ってきた。
私は返事をすることなくその日は終わった。
翌日起きると雨が降っていた
それでも私は学校へ向かう。
教室には行く勇気がなく
その日はずっと保健室に居た。
放課後
先生に頼んで翔くんを保健室に呼んでもらった。
私はどんな顔で翔くんを見たら良いのか分からず
ずっと下を向いていた。
すると翔くんが
「今日の空すごく暗い。」
そう言った。
私は恐る恐る空を見てみた。
それと同時に翔くんが
「春華の今の心の中もこんな色なんだよね」
と悲しそうに言ってきた。
突然そんな事を言われた私は
堪えていた涙が溢れて止まらなかった。
悔しくて悲しくて…。
気持ちが落ち着いた頃に私は翔くんに
思っていることを全部吐き出した。
お互いに色々誤解していた部分もあった。
それから色々話して
私達はまた" 友達 "という関係に戻った。
そんなある日
祐奈先輩から1通のメールが届いていた。
「春華~。今、翔と付き合ってるんやろ?
春華が翔を幸せにしてあげて~笑」
と言う内容だった。
でも私達は付き合っていない。
だから
「付き合ってないです」
と返したが返事は無かった。
そして3ヶ月経ったある日
私はまた翔くんと付き合うことになった。
気持ちのズレもあったが別れることはなかった。
3年生になると受験があり
寝不足が続き栄養失調で倒れ
私は入院することになった。
なかなか退院できず気持ちが沈んでいた時
何の連絡もなしに翔くんがお見舞いにきた。
それから毎日顔を出してくれるようになり
私が落ち込んでいるときは支えてくれ
受験生だからそれなりに勉強も教えてくれた。
受験日の二日前に私は退院した。
遂に受験日。
全回復はできていなかったが
私は試験会場に向かった。
するとそこには翔くんがいた。
同じ高校を希望していたようだ。
無事試験も終わった。
そして合格発表の日。
私はドキドキしながらまた会場へ向かう。
番号を探しても見つからず
落ち込んでいた時
誰かが大きな声で
「あ!あった!!!」
と言った。
その声に私は聞き覚えがあった。
横を向くと翔くんが立っていた。
指をさしている方を見ると
そこには私の受験番号が書かれていた。
私達は無事合格していた。
それから三年間
翔くんと一緒に高校生活をそれなりに楽しんだ。
そして卒業式。
私達は高校を卒業した。
先生やクラスメイトと写真を撮り
帰ろうとしていた時。
翔くんが何かを持って歩いてきていた。
私の前に翔くんが来て
花束をもって私に
「今まで色々あったけどいつの間にか
春華の存在が俺の1番の支えになっていた。
これからも色々怒らせるし悲しませるかもしれないけど、俺と結婚して欲しい。」
とプロポーズをしてきた。
私はもちろん
「こちらこそよろしくお願いします」
と返事をした。
結婚してからも色々投げ出したくなる時もあったけど
今では子供も生まれ
良いパパ。良い夫として
家族を支えてくれています。
お仕事が休みの日には
家族みんなで空の写真を撮りに
お散歩に行っています(^_^)
…
ここまで読んでいただき
ありがとうございます!!
初めてこういうお話を書いたので
言葉の使い方とか変なところはあると思いますが
暖かい目で見守ってください…
結構長くなっちゃったなぁなんて思い
書いている私が途中でイライラしちゃって
大変でした(-ω-;)
正直、将来自分の子供が
私と同じ恋をしないか心配です:(´◦ω◦`):
けど子供の人生は子供が作る!
親が口出しすべき事ではないですね!
では次のお話でまたお会いしましょう。