確認するのを諦め

眩しさから逃げるため

温かい何かに擦り寄る


スリスリ


さっきまでちょうどいい力加減で

包み込まれていたのが

きつくなる


『きつ...い...』

「それは、擦り寄ってきた舞美が悪い」


...ん?


喋った


しかも、流鬼の声に似ている