「はいっ…。」



それから時間が流れて、
気が付けば日が沈みかけていた。



「それでは、俺達はこれで。」



「はい、ありがとうございました。」



車に乗り込み、秀明さんが運転する。



「今日みたいなお仕事もするんですね。
正直驚きました。」



「俺の会社は色んな施設に出資してるんだ。
つっても、そんな大金じゃないけどなー。」



ハンドルを動かしながら答える秀明さん。



「秀明さん、いつもは適当だけど、
そういう事は放って置けないんだよね。」



「おい、琉海。適当は余計だ。」