そして、3人は深い溜め息をついた。



「はぁ…。」



「よりによって…。」



「そういや、これがあったんだったな…。」



口々にそう呟く。



え、え、どういうこと?
これってなに!?



混乱している私に智悠さんが話してくれる。



「実はね、琉海は夜中にお手洗いに行って、
そのまま違う部屋で寝ちゃう癖があるんだ。」



「そうなんだ…。」



秀明さんがズカズカと
寝ている琉海君に近付いて頭を小突く。



「おい、琉海。さっさと起きろー!」