「私、蓮叶君と一緒に行きたいです。」



「えぇー、蓮叶兄でいいの?
智悠兄にしといた方がいいんじゃない?」



琉海君が驚いてる。



「ううん。蓮叶君は同い年みたいだし…
折角仕事させてもらうなら仲良くしたいなって。」



ちょっと怖そうだけど…。



すると東城さんが言ってくれた。



「いいんじゃないの?
汐梨が蓮叶がいいって言ってるんだから。」



「じゃあ、蓮叶の部屋まで連れて行ってあげるよ。ほら、行こう?汐梨ちゃん。」



智悠さんに連れられてやって来た部屋の前。
部屋のドアをノックすると眠そうな蓮叶君が顔を見せた。