「女一人足りてないの!お願い、千咲っ!私のことをを助けると思って来て!ね?」

と強引に腕を引っ張る。


「ちょっと亜里沙」

「男で傷ついた心は男で癒す!だよ」


はあ?!いいよ、そんなの!


「数合わせでもいいからお願い!」

「……分かったから手放して」

「ありがと!さすが千咲は優しい~」


ったく調子がいいんだから……。


気分がノらないまま参加した合コンは、やっぱり楽しくなかった。

みんなが楽しそうに話す中、私はひたすらジュースを飲み続けていた。