「何しに来たんだよ?テメェ俺の彼女に何しやがった?」








よしくんの大きな怒鳴り声が聞こえた。




「沙織、ここにいろ。俺が何とかするから。絶対出てくるなよ。」



店長はそう言って部屋から出ていった。





「中野、落ち着け。」
店長が今まで聞いたことの無いような低い声で言った。





「高橋…何しに来た?」





「沙織に会わせてくれないか。」




その言葉にあたしは体が震えた。




「…ふざけるな。会わせると思ってんのかよ。沙織には二度と近づくな。」




よしくんは怒りを押さえるようにしてノブヒロに言った。