「まだ俺巻き込んだとか考えてるんだろ?」






よしくんが口を開いた。







あたしはコクンと頷いた。





「はぁー。俺は沙織ちゃんが好きなの。俺が勝手に口出したことで沙織ちゃんは悪くないの。」






深いため息と共によしくんは言った。





「でも…」






「いいから。とにかく今日から沙織ちゃんは俺の彼女ね。」