目の前には広がる赤色
止めたくて手を伸ばす
透明の体が
許してくれないの

そんな日々を過ごした中で
ある日出てきた優しい女王

国への道は一瞬で
苦しみなんてなくなって
忘れかけてた笑顔が帰って来たんだ

しーあーわーせな日々が
戻って来た時は嬉しかぁった

時々ドキドキ思い出す
真っ赤に染まった友達を

むせっかえる
鼓動押さえ込んだ
目の方は間に合わなくて
溢れた涙

そんな私を見かねて
女王様が作ったのは
涙の禁止。

みんな口々悪口で
参加する私の姿

そんな一瞬が
未来を変えてしまったんだ

目の前には銃口で
真横には震えてる

パッと音が鳴り響く…


目の当たりにした赤い花。

みんな口々にこう言った

嫌われ者が死んだって

私には救世主で…

命の恩人なので
悲しくて一人泣いてたら
頬には微かな手のひらが
最後の言葉はもう良いよ…


さよならは言えないね…