今日もまた、放課後私は学校最上階の図書室に行く。

私の学校は学区内では底辺校。

放課後に図書室に来るような子はあまり居ない。

居るとすればそれは私と似たような真面目で地味なタイプの読書好きな子達。



「お、今日も来たのね?」

にこやかに聞いてきたのは同じく図書室常連の彼女。
彼女はこの学校では珍しいタイプの美人。

同じ本好きで良くこの図書室で会ううちに私の片想いに気づいて見守ってくれている。