大抵いつもそうだ。こうして私の一日が始まる。



2限目は体育。



体を動かすのは好きだけど、汗をかくのはすきじゃない。



「ねぇー、サボろ~、」



といって近づいてきた有栖川 茜(ありすがわ あかね)。



普段私たちと一緒に過ごしている一員。



「単位大丈夫なの?」



「テスト受けたらおっけーだって、だからそっちの方受ける。」



「いいなー。私もそうしよ。」



「じゃ。いきますか。」



私は右手の人差し指に屋上の鍵に着いたストラップを遠しクルリと回した。



「さんせーい。いこいこー。」



みんなは、携帯をカーディガンのポケットに入れ。教室を出た。