すると、
「なあ。お前なんで泣いてんの?」
そこにはヤンキーと言われる、クラスメートの川本秀(かわもとしゅう)
がいた。
「俺でよかったら話聞くよ?」
そう言って近くの公園に寄って今までのことを話した。
川本くんは、少し怒った顔をして。でも切なそうに、そっか、って言った。
そして、
「スッキリした顔してる。大丈夫だな。辛くなったら言えよ」
といい、家まで送ってくれた。
見た目によらず優しいんだなって思ってしまった。
私は先輩の事を思い出にすることにした。
川本くんのおかげだ。
きっと1人だったらずっと引きずってたと思う。
ありがとう、川本くん