『…あ、ヤキモチ?』



その言葉で
今まで合っていた目が外され
亮平さんの耳はみるみる赤くなっていかに



「うるせぇ」



その声に威力は全くない
逆に弱さを感じてしまう
それが物凄く可愛く思えて
顔が自然ににやけてしまった



『亮平さん』



そんな亮平さんに触れたくて
亮平さんの肩にキスをする
驚いた亮平さんは
背けていた顔を私に向けると
ちょっと怒った顔をしている



「誘ってるのか?まさか周に教えてもらったのか?」



流石にそれはない
誰に教えてもらったわけではなく
私が自分でしたことだ



『亮平さんにもっと触れたくて』



そう、多分これは誘っているんだ
まだまだ亮平さんが足りない