「吉田に、ずっと聞きたい事があったんだ…」
先に喋り出したのは君だった
「うん。」
「俺さ、入学式で吉田見たとき一目ぼれしてた。」
「え?知らなかった。」
君は優しく微笑んだ
「だから、ずっと話しかけたくてたまらなくてさ…、吉田は俺の事どう思ってた?」

「私も…、いつの間にか松尾君の事スキになってたよ。」
涙がこぼれた
「そっか、バカだな。2人とも両想いだったのに。」
そう、呟く君は、悲しそうに笑う。