むかーしむかし、あるところにそれはそれは優しいおじいさんがおったそうな
おじいさんがいつも通り畑仕事をしていると
「おっにぎっりこーろりん、すっとんとん♪」
ビクッ!
どこからともなく、奇怪な歌が聞こえてくるではありませんか
おじいさんはあたりを見回すと、ひとつの大きな穴をみつけました
どうやらこの穴の中から声がするようです
「おっにぎーりこーろりーん、すっとんとん♪」
「・・・な、なんじゃ・・このおにぎりを穴の中に入れればいいのか?」
おじいさんは昼飯のおにぎりを、ほの暗い穴の底に投げ入れました
しばらくすると
「もっひとっつこーろりーん、すっとんとん♪」
おじいさんはとても優しいので持っていたおにぎりを全部穴の中へ入れてしまいました
「昼飯はなくなってしもうたが、今日も人様のお役に立ててよかったわい・・」
おじいさんが帰ろうとしたその時
「おっさいっふこーろりーん、すっとんとん♪カードもこーろりーん、すっとんとん♪」
「お、すまんなぁ、うっかり財布を落とすのを忘れておったわい。」
「つうちょうこーろりーん、すっとんとん♪実印こーろりーん、すっとんとん♪」
優しい優しいおじいさんは今日もいいことをしたと、喜んで家に帰りましたとさ
おしまい
おじいさんがいつも通り畑仕事をしていると
「おっにぎっりこーろりん、すっとんとん♪」
ビクッ!
どこからともなく、奇怪な歌が聞こえてくるではありませんか
おじいさんはあたりを見回すと、ひとつの大きな穴をみつけました
どうやらこの穴の中から声がするようです
「おっにぎーりこーろりーん、すっとんとん♪」
「・・・な、なんじゃ・・このおにぎりを穴の中に入れればいいのか?」
おじいさんは昼飯のおにぎりを、ほの暗い穴の底に投げ入れました
しばらくすると
「もっひとっつこーろりーん、すっとんとん♪」
おじいさんはとても優しいので持っていたおにぎりを全部穴の中へ入れてしまいました
「昼飯はなくなってしもうたが、今日も人様のお役に立ててよかったわい・・」
おじいさんが帰ろうとしたその時
「おっさいっふこーろりーん、すっとんとん♪カードもこーろりーん、すっとんとん♪」
「お、すまんなぁ、うっかり財布を落とすのを忘れておったわい。」
「つうちょうこーろりーん、すっとんとん♪実印こーろりーん、すっとんとん♪」
優しい優しいおじいさんは今日もいいことをしたと、喜んで家に帰りましたとさ
おしまい