い、言いたいことは分かるし、私もそうしたいと思ってたよ、ちゃんと!
…でも、
「……ちょうど1ヶ月後、陸の誕生日だったんだもん…」
バイトなんて今までやってなかったから、
貯金なんてほぼゼロで。
陸は私の初めての彼氏だから、
ちゃんとしたプレゼントあげたいって。
「でっかい夢見てたら肝心な彼氏離れて行っちゃった」
……あ、やばい。
ちょっと今泣きそう…
「千紗…」
辛かったね、なんて
麻美がポンポン頭を撫でてくるから
まだ1限目も始まってないのに、早くもまた号泣しそう
「…陸くんとちゃんと話したの?」
「ううん、してない…
でももう終わりにしよってメール送った…」