「次は...」



「...え、私?」



私と朱里ちゃんにじっと見つめられた花穂ちゃんは驚いたような声を上げる。



「あたりまえ!」



「朝言ってたこと、くわしく!!」



「1個上に好きな人いるし」という花穂ちゃんの発言を忘れるわけがない。



年上 という響きがもう既にカッコイイ...と、ついそんな風に思ってしまった。



恋愛慣れてなさ過ぎだろ、私。



「え~言うのか~

名前は出さなくていい?」



「ん~まぁいいでしょう!」



私と朱里ちゃんの許しを貰って安心したのか、「ならいいや」と言う花穂ちゃん。



どんどん許す範囲が広くなってるけど本人は気づいてるのかな?