とりあえず、基本データをグラスモニターに納めて、証拠は確保。


さて、次はシャルの方…

時折通る人に、気をつけながら、デスクのモニターを確認して廻る。

ほどなく、それは見つかった!
セクションが決まってるのかな?
意外と近くに…


データを確認すると

2057凍結?
2042生まれ?

おい、すぐじゃない?

しかし、とんでもない話だなぁ…

正直、頭が痛いよ(笑)


で……あぁ~……
俺でも知ってる…
脳腫瘍の一種だが、発症部位によっては、手術は出来なかった。しかもこの場合は、腫瘍部分が石化する、特殊な事例!

え…… あ?

時間がかかったのは、それが理由じゃ無いんだ!

解凍の手順だったんだ?何だかなぁ~?

しかも、興味本位で見ちゃったけど、解凍作業の後、記憶の削除を施しているんだ!

適応障害を起こす危険性は、確かにあるよな~。
後は、思想的な問題とか、宗教とか?