「クマですか?」

「クマだねぇ‥って!」

「浩二さん、そこで会ったのだけれど、お知り合い?」

「ピエール、お知り合いなのか?」

「いえ、誤解のないように言うなら、浩二さんの雇い主の執事、ということなのですが‥」





ややこしい3ショットですけど

まずは文さん、冷たい飲み物を出しながら、簡単に報告などを済ませます。そしてチョンと浩二さんの隣りに座ります。


「それで、ピエールさんはどのような御用向きで?」

「はい、それが‥」

「そっか、文 ちょっと外して‥」

「ダメよ!雇い主って事はあのお金の出どころじゃない?妻として、知らないじゃ済まないわっ!」

「うーん、そっか‥妻として‥って?はぁ?」