「浩二さん!分かりました!ですが‥」
「ですが‥?」
「ゼウスのヤツ‥
なんでこんな所に‥」
「だから、どこなんだよ~?」
「浩二さんの時代では、オセアニアに当たるようですが‥
ジュラ紀なんです‥」
「へっ?ジュラ紀?それって…あの‥?」
「多分、それです。」
「ジュラ紀って!一番肉食恐竜の栄えた時代だろ~が!
そこに行けってか!!」
「大丈夫ですよ。私も行きますから。」
契約だから、否応無しに、ピエールと準備を整える。
と、言っても、ワケわからんモノを、ワケわからんまま、装着されるだけだが‥
「スクーターのことは、お嬢様には、内密に‥
私たちは、時代を超える訳です。」
「俺はバカだけど、その位分かるよ!」
「その時代にそぐわない物や痕跡を残してはいけないのです‥」