黙って聴いていたシャルが、ゆっくりと口を開く…

「知らなかった。そんなことが…
だからかなぁ…男の人が信用出来ないのは…でも私のために命賭けって人はいないもの…」

「流石に、生粋のお嬢様だなぁ!命賭けと来たかぁ~(笑)」

「だって…笑うことないでしょう?!」

「ゴメン、ゴメン!今日はシャルの百面相が楽しいよ~(笑)」

そこまで、神妙な顔で、二人のやり取りを聴いていたピエールが…

「あの…浩二さん…」

「ピエール、ゴメンなさいね、私がこんなだから、あなたには迷惑なことだったわよね。」

「お嬢様!そんなことはけして…」

「まあまあ…
そこで、ピエールのことなんだが…」